カードコレクションの頂点|TOPPSの魅力と世界的な熱狂ぶりを徹底解説

スポーツカードの世界で、今もっとも熱いブランドといえば間違いなくTopps(トップス)」だ。スポーツファンと投資家、そして新たな世代のコレクターたちを巻き込みながら、世界的な熱狂の中心に立っている本ブランドの人気ぶりを解説していく。

目次

Toppsとは

Topps(トップス)は、アメリカ合衆国を拠点とする老舗トレーディングカードメーカーであり、1951年に初のスポーツカードを発行して以来、カード収集文化を牽引してきた存在だ。特にMLB(メジャーリーグベースボール)においては長年にわたり公式ライセンスを保有し、多くのコレクターにとって「スポーツカード=Topps」という認識が定着している。

トレーディングカードの分野では、スポーツ(MLB、NFL、NBAなど)のほか、映画やアニメ、スター・ウォーズやポケモンといったエンタメ分野まで広く展開している。

海外における熱狂的な人気ぶり

アメリカを中心に、コレクターやファンにとって文化的な存在となっている。カードショップには連日長蛇の列ができ、発売日にはオンラインがアクセス過多でサーバーダウンすることも珍しくない。さらに、カードイベントやコンベンションでは、限定カードを求めて何百人ものコレクターが集結する。

また、近年、スポーツカード市場を盛り上げる要因のひとつが、TikTokやYouTubeを中心とした「開封動画(Box/Pack Break)」だ。未開封パックを開け、1枚ずつカードをめくっていく過程をリアルタイムで共有するスタイルは、カードコレクターだけでなく、ライト層の視聴者も巻き込み、動画再生数は数十万〜数百万に達することも珍しくない。配信者が大当たりカードを引き当てた瞬間には、コメント欄が「OMG!」「これはやばい!」といった歓声であふれる。中でもTopps製品はMLB公式ライセンスを持ち、資産価値の高いカードが眠っている可能性が高いため、開封動画の中でも特に再生数や注目度が高い。

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パンデミック中に“投資商品”としても注目を集めたことで、一般層からの関心も拡大。スポーツファンや投資家、親子連れなど、あらゆる層が参入するブームが巻き起こっている。

なぜ人気なのか?

Toppsがここまで人気を集める理由には、いくつかの要因がある。

  • 歴史的価値:1950年代から続く長い歴史があり、ヴィンテージカードにはプレミアムが付く。
  • 選手の限定性:ルーキーカードや直筆サイン入りカードなど、希少性が高いカードが多数存在する。
  • 収集の面白さ:ブラインドパック方式により、何が出るかわからないワクワク感が収集欲を刺激する。
  • 投資対象:近年ではカードが「資産」として認識され、高騰するケースが続出している。
  • コミュニティの存在:SNSや掲示板での情報共有、取引、開封動画の盛り上がりが、熱狂を生んでいる。

特に人気が高いのは、将来の価値上昇が期待されるルーキーカードだ。選手がメジャーデビューした年に発行されるこのカードは、選手がスーパースターへ成長するほど価値が上がる傾向がある。

また、選手本人が書いた直筆サイン入りカードは、1枚ごとに異なる筆跡と希少性から、コレクターの憧れの的となっている。さらに、試合で実際に使用されたユニフォームやバット片を埋め込んだ「メモラビリアカード」、世界に数枚しか存在しないシリアルナンバー入りカードなど、希少性を高める要素が複数組み合わされることで、市場価値は一層上昇する。

高額取引事例

Toppsのカードのなかでも、特定の選手や年代、直筆サイン入り・限定番号入りのカードは、驚くべき価格で取引されている。代表的な事例として、1952年のミッキー・マントルのToppsカードが2022年のオークションで約12.6億円($12.6 million)という史上最高額を記録したケースがある。現役選手では、マイク・トラウトの2009年Topps Bowman Chrome Superfractorが約4億円で落札。日本人選手では、大谷翔平の2018年Topps Chrome Rookie Autograph(直筆サイン入りルーキーカード)が状態やシリアルナンバーによって数百万円で取引されている。これらは単発の例ではなく、Toppsカードが長期的に価値を持ち、適切なタイミングで取引されれば高額リターンを生む可能性があることを示している。

このように、Toppsカードは単なるコレクションではなく、“実物資産”としても注目されている。

MLB・NBA・NFLなどスポーツ別の特徴

MLB(野球)

ToppsといえばMLBカードの代名詞とも言える存在だ。1951年からMLBカードを発行し、長年公式ライセンスを保持してきた歴史がある。特にルーキーカードは、現役選手から引退したレジェンドまで幅広く人気を集め、ミッキー・マントル、デレク・ジーター、マイク・トラウト、大谷翔平など、世代ごとのスターが象徴的な一枚を持つ。
製品ラインナップも多く、「Topps Series 1」「Series 2」「Update Series」「Topps Chrome」などの定番シリーズから、高級版の「Topps Museum Collection」「Topps Dynasty」まで多様だ。MLBカード市場はアメリカ国内だけでなく、日本やアジア圏のコレクターからも厚い支持を受けている。

NBA(バスケットボール)

現在のNBAカードは、Paniniが公式ライセンスを持っているが、Toppsも過去にNBAカードを制作しており、90年代や2000年代前半のTopps NBAカードは今なお根強い人気を誇る。特にコービー・ブライアント、ケビン・ガーネット、ティム・ダンカン、レブロン・ジェームズらのルーキーカードは、状態やグレーディングによって高額取引される。

Topps製NBAカードはデザインの評価が高く、復刻版や特別エディションが登場するとコレクター市場で話題になる。公式ライセンスが復帰すれば、再び市場が大きく動く可能性がある分野でもある。

NFL(アメリカンフットボール)

NFLカードでもToppsは長い歴史を持ち、ジョー・モンタナ、ジェリー・ライス、ペイトン・マニング、トム・ブレイディといったレジェンド選手のカードを数多く輩出してきた。MLB同様、ルーキーカードや直筆サイン、ゲームユーズドメモラビリアカードが人気で、特にクォーターバックのスター選手は高値が付きやすい

近年はデジタルカードやNFT分野にも参入し、若年層や新しい収集形態にも対応。NFLカード市場はアメリカ国内の需要が圧倒的だが、スーパーボウルの影響力から世界的な知名度も高まっている。

サッカー

世界的にはサッカーが圧倒的な競技人口とファン層を持ち、カード市場も急成長している。ToppsはUEFAチャンピオンズリーグやブンデスリーガの公式ライセンスを保有し、リオネル・メッシ、クリスティアーノ・ロナウド、キリアン・エムバペ、アーリング・ハーランドなどのカードを展開している。

特にFIFAワールドカップイヤーには需要が急増し、ルーキーカードや直筆サインカードは高額取引されやすい。

プロレス(WWE、AEW)

Toppsは長年WWEカードも制作しており、ジョン・シナ、ザ・ロック、アンダーテイカーといったスター選手のカードは根強い人気を誇る。近年はAEW(All Elite Wrestling)の台頭により、限定パラレルやメモラビリアカードの需要が拡大。リング使用マットや選手のコスチューム片が封入されたカードは特にコレクター価値が高い。

エンターテインメント

Toppsはスポーツ以外でも、スター・ウォーズ、マーベル、ガーベッジペイルキッズなどのポップカルチャー系カードを展開している。特にスター・ウォーズカードは1977年の映画公開時から続く歴史があり、ハリソン・フォードやマーク・ハミルの直筆サインカードは数十万円から数百万円で取引されることもある。映画公開や新シリーズ配信のタイミングで市場が活性化する傾向がある。

F1(フォーミュラ1)

ToppsはF1公式カードブランド「Topps Chrome Formula 1」を展開しており、ルイス・ハミルトン、マックス・フェルスタッペン、シャルル・ルクレールらのカードが人気。特に2020年以降はNetflixの『Drive to Survive』効果で国際的ファン層が拡大し、カード市場も急成長している。ルーキーカードや低シリアルパラレルは短期間で価格が倍増する事例もある。

まとめ

Toppsは、単なるトレーディングカードメーカーを超えて、スポーツカルチャーとコレクターの夢を詰め込んだ存在だ。その魅力は歴史、希少性、投資価値、そしてファンとの結びつきにある。特にMLBファンにとっては、Toppsのカードを手にすることが、選手との「つながり」を感じる手段でもある。

今後も新たなスター選手やコラボシリーズの登場によって、Toppsの人気は衰えることなく続いていくだろう。

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